Tomoyo

1979年 栃木県、宇都宮市出身。
デッサンや造形芸術を学び、2003年キネティック・アートの実験的応用に関する論文で筑波大学芸術専門学群構成専攻コースにて学士号を取得。
同年、栃木県文化会館でピアノコンサートのためにキネティックな舞台装置を企画・制作。この経験が、舞台美術への芸術的応用に対する強い関心を芽生えさせ、イタリア美術への情熱と相まって、ローマへの移住を決意。
ローマでは舞台美術の修士号を取得し、舞台美術工房で制作と企画に携わりながらキャリアを積む。
同時に舞台美術的な錯覚効果と空間のグラフィックデザインを融合させた独自のスタイルを半立体＆平面作品上に確立し、作品をイタリア国内外で発表。
2011年9月、**第38回国際現代美術展（プレミオ・スルモーナ）**で金メダル（イタリア共和国大統領賞）を受賞。光とその視覚的経路を探求し続けるアーティストとして、高い評価を得た。
さらに2014年には**第41回プレミオ・スルモーナで銀の記念盾（タルガ・ダルジェント）**を受賞。
2015年には、宇都宮市「かわち自治センター」のための常設インスタレーション作品を制作。
現在は、イタリアと日本を拠点に活動を続けている。